

例えば、ほぼ駅前といってもいいくらいの場所にある豊田屋旅館。
明治時代末期の創業で、この木造建築は昭和7年の竣工。
登録有形文化財に指定されているんですが、なかなかに凝った旅館建築です。
今では旅館としてではなく、昼と夜に食事が出来る料亭的な営業形態なのですが、残念ながら日曜定休・・・



でもこの写真をご覧のみなさんの中にも、
”なんか不自然だよなァ~”って思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
それもそのはず。実は前の通りの拡張に伴って『曳き屋』をされているんですョ・・・
だからなんかしっくりこない・・・というか、ハッキリ言って周囲からは浮きまくりなんです。


↓ほら、ねッ・・・


さて、豊田屋旅館から歩いて十分程度で高崎中央銀座商店街に到着です。
アーケードで覆われた、交通の要衝として栄華を誇った高崎らしい、大規模な商店街・・・

しかし、かつては多くの人が集まり賑わったであろうこの南北に長い商店街は、郊外店の隆盛と駅前開発によって客を奪われ、いまではご覧の通り・・・
歩いてる人を見つけるだけでも苦労しちゃいます。
なので当然のことながらシャッターの降りている店も数多く・・・
但し、急激に寂れた街というのは店を新しくする余裕もないために昔懐かしい状態で急速冷凍されるため、昭和の面影を色濃く残していることもまた事実。
なかなかイイ味出してる光景が延々と続きます・・・


そんななかで、目新しい様相なのはこの「俺の四川」!
これ、大丈夫なのかァ~?
まさか許可とってるとは思えないんだけど・・・




で、高崎中央銀座の中でもひときわ異彩を放っていたのが
この「レストラン三好」でした!
どうです?この店構え・・・
古色蒼然というか、まるで映画のセットを思わせるノスタルジックな佇まい・・・
アルファベットにカタカナに漢字・・・の切文字も、凄く素敵!
当然のことながら、13時に始まる高崎電気館の『蘇る金狼』を観る前の腹ごしらえは、この店で決定です!!





若い女性が間違っても入ってきそうにない、きたなシュラン的な店内は、僕のようなオヤジにとっては最高の居心地なんだよなァ~
煙草も平気で吸えるし・・・

で、まずはビール・・・
ところでこの「レストラン三好」は、老夫婦ふたりで切り盛りされているんですが、レストランと銘打つだけあって和・洋・中華、おびただしい種類のメニューが存在します。
それを御主人独りで調理されているのは大したモンだよなァ~
・・・なーんてビールを飲みながら感心していると、不思議なことに次から次へとお客さんが・・・
こんなに寂れて人通りもまばらな商店街なのになぜ???
なんだか不思議な吸引力を持っているとしか考えられません。
そうこうするうちにテーブルを独り占めしていた僕も相席に・・・


ロースカツ定食を美味しくいただいて、さあ、映画を観に行くとしますか。

お勘定をする帰り際、老女将に「この店何年くらいやってらっしゃるんですか?」
と訊ねてみたところ、
「さあ・・・50年くらい、いやもっとかなァ~」
というなんとも心許ない返事・・・
こんなアバウトで飾らないところも、もしかするとこの店が長続きしてきた要因なのかもしれませんねェ。。。。
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