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さて、昨日の記事の続きですが、郡上八幡の街を堪能したあとは、再び長良川鉄道に乗り、美濃市駅で降りました。
その目的は、もちろん卯建の上がる旧い街並みを訪ねることだったのですが、もう一つはこの旧名鉄美濃駅を見学すること。

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平成11年に廃止されるまで、名鉄美濃町線の終着駅であったこの旧美濃駅は、大正12年に建てられた駅舎やホームが残り、国の登録有形文化財にも指定されています。
なので駅舎内に入った瞬間、古の時代にタイムスリップ!?

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壁にはこの旧美濃駅がまだ現役だったころに、当地のスーパースター、若き日の野口五郎と撮った貴重な写真も掲げられていましたョ!

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そして外に出ると・・・嬉しいことに線路上に、モ510系、モ600系、モ590系、端のホーム上にはカットされたモ870系の各車両が保存されているのです。

で、僕が特に見たかったのが赤白のツートンカラーに塗り分けられた流麗なデザインのモ510系512・・・

実は子供の頃によく遊びに行った祖父の、そして今回法事を行った叔父の住んでいた北方の寺の近くを走っていた名鉄揖斐線でよく見かけた、馴染みのある車両だったのです。
垢抜けない他の電車と比べてそのクラシカルな流線型の美しさは群を抜いた存在!


でもSL撮影に夢中になっていた当時の僕は、結局このモ510系の写真を撮らずじまいでした・・・
なのでネットの画像をちょっと拝借して現役時代のその素敵な姿を・・・
(無断借用しちゃってスイマセン!)

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さあ、ではいよいよ旧美濃駅に保存されてるモ512を詳しくみていきましょう・・・

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やはりラウンドした前面部とドア横の楕円窓が大きなチャームポイントですかねェ~
残念ながらシート類等は全て取り外されていましたが、

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素朴な計器類を備えた運転席はそのままでしたョ!
いかにも大正15年生まれ・・・という無骨なスタイル!!

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う~ん・・・
久々に遭遇した モ512、やっぱ文句なしにカッコいいよなァ~

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なーんてコトを旧美濃市駅のホームに佇み思っていたからでしょうか・・・
つい悪いクセが出て、とうとうこんなモノがウチに・・・

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1/150のNゲージ、煙草の箱よりも少し小さな モ510です・・・

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ちょっとアソんで”あの時代”にワープ・・・?

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帰りがけ、
旧名鉄美濃駅の改札から眺めたモ512の姿は、
大正時代の最先端のインダストリアルデザインをまとった老兵が、『老いてまだ矍鑠と』という言い回しそのままに現役で走ることの出来た、古き良き昭和の時代を象徴するかのような光景なのでした。。。