新大橋通りに面した大衆酒場「ゑびす」にもやっと暖簾がかかり、看板に明かりがともりました。
それは・・・なんとも云えず懐かしさを誘う佇まい!
店の外観を眺めているだけでも、あまりのタイムスリップ感にクラクラしてきてもう酔ってしまいそうなのですが、そんなコト言っててもしょうがないのでさっそく木製の引き戸を開けて店内へ・・・
中にはコの字型のいかにも下町らしい年季の入った木製カウンター、
壁には黒地の短冊に白文字で書かれた数多の品書き・・・
昔ながらの大衆酒場のカタチがそのままに残る、実に素敵な空間です。
テキパキとした若女将がカウンターの中で仕切る店で、まずは黒ビールと豆もやしを。
そこだけが21世紀なTVモニターからは”お約束”の大相撲。
ちなみに入口上に飾られたサインは、旭鷲山をはじめ殆どがいまや渦中のお相撲さんばかりでしたョ!
僕は一番に入店したのですが、次から次へと地元のお年寄りたちが反対側のカウンターに座り、酒を煽りながらTVに映し出される一番一番の勝負に一喜一憂・・・
これも、実にDeepな昭和の光景だよナ。
そうこうしているうちに、まぐろぶつ・・・
酒もウイスキー・ハイボールに変わり、
ハムカツが出てきた頃にはハイボールも二杯目に・・・
マズいよなァ~
僕にしてはピッチ早すぎかなァ~
ということで、地元の常連さんもこれから来るだろうし早めに退散です。
しかし酔っ払ったよなァ~
なんかフラフラです。ほんの短い滞在だったのに・・・
多分それは・・・酒のせいだけじゃなくて、昭和31年に創業したままの姿を今に伝えるこの「ゑびす」のリアルなセピア色の世界で、ホントにその当時にワープでもしちゃったからかしら・・・?
そういえば他のお客さんも僕よりも随分年長な方ばっかりだったしなァ~
帰りがけ、大島中央銀座商店街のネオンサインが、なんだか妙に綺麗に思えてしまったのでした、、、
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