
激しい雪はいつしか冷たい雨に変わって行ったのですが、車窓からは暗く沈んだ裏日本らしい光景が・・・


そして、小浜駅に到着です。
駅構内に残る、その昔C58が活躍していた頃の煉瓦で出来た給水塔・・・!
ちょっと感激してしまいますよネ。


ノスタルジックな雰囲気を残す改札を出てバッグをコインロッカーに入れ、タクシーで向かったのは三丁町と云われる場所でした。

古くから若狭の中心的な港町として発展した小浜は、その街づくりの過程で東・中・西に分けられたのですが、小浜西組と呼ばれるエリアは昔ながらの町割りが残り、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。特に茶屋建築が並ぶこの三丁町には、実に濃厚なタイムスリップ感が・・・
冷たい雨に濡れた茶屋建築・・・いやァ~旅情を感じさせますねェ~









その三丁町でも最もココロ動かされる光景が、この焼き鯖で有名な「若廣」の旧店舗と料亭「酔月」が並ぶ一角でしょうか・・・


ただただその景色に見惚れていると・・・
雪がちらちらと舞ってきましたョ!
多分、舞鶴の雪が追いかけてきたんでしょう。



ということで、
さっそく予約を入れておいたその料亭「酔月」へ。

明治時代初期の趣きある料亭の建物を改修して今に残す「酔月」は、今では『町並みと食の館』として運営されているのですが、二階部分はホテルアーバンポートが運営する食事処に使われています。
なので正しくは”元料亭”と呼ぶべきなのでしょうが、美しい格子窓を持ち中庭を有する風雅な建物を体感すると、そんなコトはもうどうでもよくなってきてしまいます。
僕にとっては・・・正真正銘のリアルな歴史ある料亭!


急な階段を上り、二階に案内していただくと・・・
そこには・・・日本海側屈指の湊で栄え、小京都と称された小浜の茶屋町にかつて存在した名料亭の色香を感じることができる空気が確かに流れていました!





で、僕が通されたのは小振りな、しかし二面に渡って美しい格子窓を持つ素敵な角部屋の座敷・・・
嗚呼・・・こんなトコ、独りじゃもったいないよなァ~


その造りは見れば見るほど複雑・・・
格子窓と障子の間の”くの字”の空間は、そのまま廊下につながっていたりします!


そんな極上の場で、まずはビール・・・
外に目をやると、雪もどんどん激しくなってきました。
朝に続いてなんと、本日二度目の雪見酒です!



待つことしばし・・・
出てきた料理は、手桶弁当。外のモノトーンな世界とは実に対照的!
彩り鮮やかで見た目も美しい御馳走です。
西舞鶴でも感じましたが、この小浜でも海の幸はやはり絶品!
実に贅沢な味わい・・・ビールもすすみます。






しかも後から天婦羅にお椀まで!
この歴史を感じさせる建物で、この意匠を凝らした座敷で、この余りにも高いクオリティの食事・・・それが僅かガソリン満タン一回分程度でいただけるなんて・・・
もうこれは・・・極上過ぎ!?


古き良き小浜の茶屋町の姿を今に伝える料亭「酔月」・・・


外に出てみると・・・降り続いた雪で、あたりは今にも白い世界に包みこまれようとしていたのでした。。。


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