
ではE-TYPEの後継は??
これについては様々な意見があるとは思いますが、
僕の中ではこのジャガーXJ13なんです。
レースに挑むためのDNAという点ではもちろんのこと、なによりもそのテールライトは僕のE-TYPEと同じモノが使われているのですから。
ということで、1/1 E-TYPE と 1/43 の XJ13 が並ぶ図・・・
この旧いAUTOART製のモデルカーは、未だにXJ13としては決定版的な存在です!


ジャガーXJ13は、1950年代におけるD-TYPEの成功を最後にワークスでのレース活動を休止していたジャガーが、ルマンへの復帰を果たすべく1965年より開発を始めたミッドシップにV12エンジン(後にE-TYPE Sr.3に搭載される)を積んだスポーツプロトタイプ。
そのアルミボディのデザインはもちろんC,D,E-TYPEを手がけてきたマルコム・セイヤーによるものです。
ジャガー社の経営難などで計画は遅れ、プロジェクトは難航を極めましたが、1967年のルマンを目標に1966年には最初の1台が完成しました。




V12 5リッターDOHCエンジンはフェラーリP4やフォードGTとも充分に戦えるポテンシャルを有していると思われましたが・・・




密かにテスト走行を繰り返していたにもかかわらず、1967年初頭にジャガーは突然ルマン参戦中止の決定を下すことに。
その原因は、BMCとの合併でレース活動が急遽できなくなったためとも言われています。しかもその年の夏には翌年以降のルマンを始めとする耐久レースに参加できるプロトタイプカーの排気量が3リッターに制限されることが国際自動車連盟によって決定されてしまったため、XJ13は1968年からのルマンへの参加資格さえも失ってしまうことに・・・




その後、このXJ13に搭載されたエンジンをSOHC化したV12エンジンがE-TYPEに積まれることになったため、その宣伝の一環として長らく倉庫で眠っていたXJ13は1972年、再び表舞台に引っ張り出され、プロモーションビデオ撮影のために久方ぶりにサーキットを疾走することとなったのですが・・・



まともにメンテナンスもされていなかったXJ13は時速225Kmでバンクを走行中にリアホイールが破損、コントロールを失った末に大クラッシュ!

のちに修復され、今はコベントリーのジャガー本社に保存されて静かに余生を送っているのですが、ジャガーファンにとっては if・・・
もしもあのとき・・・と思わずにはいられない存在なんですよネ・・・このXJ13は!

そんな妄想・夢想をかきたててくれるくらい素晴らしい出来の、
AUTOART製1/43 ジャガーXJ13なのでした。。。【 続く !?】
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