
近年どんどんオシャレな建物が増えている錦糸町・・・
しかし、錦糸堀公園界隈は、ラブホテルやクラブや外人バー、怪しげな飲み屋が並び、所在なさ気な人が何人もボーッと立っているような、ちょっと独特の雰囲気を持った場所でした。
モワっとした息苦しさを感じさせるような夏の夜・・・
人通りが少ない路地を歩いていると、その控えめなネオンが一層妖しさやキケンさを際立たせているようにも思えてきます。
そんなこの街に似合うのは、
ケニー・バレルの名盤「ミッドナイトブルー」に収められている、
この『チトリンス・コン・カーン』でしょうか・・・

そんな、夜も更けてきた錦糸堀公園界隈の一角に、
これまた実に妖しげな空気を醸し出しているのが
この喫茶「桃山」・・・

その店名とデコラティブな外観は、
どう見てもソープランドにしか見えませんよネ!?
でもこういう店・・・僕の大好物なんですョ!!
しかも今どき珍しい24時間営業!!!
大学生の頃は、「マイアミ」とか「パリシェ」とか、その手の店は繁華街に行けば必ずあったもんでしたけどねェ~見かけないよなぁ~最近は・・・




で、ちょうど腹も減ってきたので、まるで宮殿のようなエントランス(?)を中へ・・・



入り口のレジ付近にはいきなりのシャンデリア!
その横にはオシボリが積まれたカウンター・・・
数多のレリーフ、模様だらけの壁、ラタンのフレームのソファ・・・
期待通りに?いきなり昭和感が爆発です!




そして奥の広いスペースに通されたんですが、そこにはシャンデリアはもちろん夥しい冊数の漫画単行本!




そんな空間には、独りで仕事をしているサラリーマンや出勤前のホステス(?)、ワケアリ風カップルや泥酔して寝込んでいる若者・・・
思わず、遠い昔・・・学生の頃に渋谷や新宿でよく見かけた光景が甦ってきます。


面白いことにほとんどのテーブルは昔ながらのゲーム機!
次から次へと、昔懐かしいユル~いデジタル画像が現れる席で、


まずはコーヒーフロートで一服・・・
(これ、昔24時間の終夜喫茶でよく頼んだんですョ!)

おまけに僕自身が大学生の頃に戻ったような気分になってしまったせいなのか、
カツカレーまで頼んじゃいました!
なんと味噌汁付き!!

でもコレがアツアツで美味いんだなァ~

妙齢の(?)ウエイトレスさんに訊いたところ、この「桃山」はもう40年以上の歴史があるんだそうで・・・
駅前でもないし、歓楽街の狭い路地に店を構える24時間喫茶が、よくも今まで長年にわたって生き残ってきたもんだよなァ~って、ちょっと感心してしまいます。

そういえば先程のケニー・バレルの『チトリンス・コン・カーン』、
そのタイトルは、昔、黒人が食べていた臓物の入ったごった煮のことを指すんだそうです。


そういった意味ではこの「桃山」、
その外装も、内装も、
客層も、流れている空気も、カオス・・・

まるで『チトリンス・コン・カーン』・・・
臓物(はらわた=人間の本能的な欲望?)をブチ込んだ、ごった煮みたいな店…
とも言えるのかもしれませんネ。。。
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