
いやァ~実にありがたいモンだよなァ~
ということで、その初日は終業時間前に会社を抜け出してオヤジ同士でサシ飲みです・・・

やって来たのは会社から歩いて10分もかからない新橋駅の銀座寄りのガード下。

そこは・・・終戦直後に闇市として栄えた頃の新橋の面影を色濃く残す一角です。
しかし・・・リベットだらけの鉄柱に赤煉瓦の壁、まるで素掘りのトンネルのようなコンクリートで固められた通路・・・
こんな一角が2018年の東京に未だに残されているなんて、もう奇跡としか言えませんよねェ~

で、その不可思議な空間に唯一存在する飲み屋が「羅生門」。
昭和22年創業、70年以上の歴史を持つ居酒屋です。


いやァ~戦後の巨匠、小津安二郎や黒澤明の映画に登場してきてもおかしくはないこのタイムスリップ感!もう感動的ですらありますよネ・・・




で、開店の夕方5時に合わせて突入です!
何故ならココ、この佇まいのせいか結構人気あるんですョ・・・

オヤジ二人は、当然のようにカウンターに陣取って、まずはサッポロ黒ラベルで乾杯!


店内からの眺めも昭和20年代前半を思わせ・・・


で、酒の肴としてはまず名物の煮込み・・・

刺盛り・・・

そしていよいよ焼き物に・・・

カウンターの中では、忙しそうに動き回る白衣の調理人、その動きに目を光らせ、時として動きの悪い部下を怒鳴りつける昭和な時代の大将・・・
そんな光景も、なんだか懐かしい・・・

さあ、この「羅生門」、6時頃にはもう満杯です!
早くも行列が出来ています!!
だってここ・・・女子にも人気なんですよねェ~

いやァ~
焼き物頼み過ぎ!?
ちなみにレモンサワーを頼むといきなり氷結が出てくるので驚かないように!

夕方の5時からハイピッチで飲んだせいか、6時半にはもう泥酔状態だァ・・・
焼き物のお蔭で煙ったガード下の通路は、ますます闇市のようなワープ感を強めます。

新橋「羅生門」・・・
そこは、終戦直後のまだ貧しかった、しかし人々が前だけを向いていた古き良きニッポンに連れて行ってくれるタイムマシンでした。
但し・・・それに乗船希望の方は、仕事なんかサボって必ず5時までにネッ。。。
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