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僕のガレージの袖机の上にホコリまみれになっていた、旧いディンキーのミニチュアカー・・・

実に素朴な味わいのそれは、マセラティA6GCSなんですが、
きょうはコイツを綺麗にしてやりました。

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というのも、これと似たレーシングカーがラベルに描かれたワインを
先日友人よりいただいたからなんです。

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ネッ!そっくりでしょ!?

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マルコ・デ・バルトリと記されたイタリアワインのロッソ・・・

このマルコ・デ・バルトリは、調べてみるとシチリアのワインでした。

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マルコ・デ・バルトリ氏は、シチリア島で200年以上の歴史を持つ葡萄畑を引き継ぎ、衰退の一途を辿っていたシチリアの伝統酒、マルサラ酒(ワインにアルコールを加えて強い酒にしたもの)を復興させたカリスマ的な人物です。
しかも驚くべきことに、
彼はレーサーとしてランチア・フルヴィアで地元のタルガ・フローリオに参戦し、活躍していたのです!

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ポルシェ908がフェラーリ512Sを制した1970年のタルガ・フローリオではリタイヤに終わりましたが、

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1972年の、フェラーリ312PBとアルファロメオT33がしのぎを削ったタルガ・フローリオではゼッケン99のフルヴィアHFで総合23位、1.3リッタークラスでは優勝!

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そして最後のタルガ・フローリオとなった1977年には、オゼッラPA4 Ford を操り総合2位!&1.3リッタークラス1位!!

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シチリアの偉大な醸造家は、地元では伝説のレーシングドライヴァーでもあったんですねェ~


そんなマルコ・デ・バルトリ氏のガレージには、
今でもランチア・フルヴィア、そしてフェラーリ308、アルファSZ、ミニ、ジャガーMk2・・・数多のヒストリックカーが眠っています。

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遠くシチリアの地で生まれた世界最古の伝統的なレースに思いを馳せながら、同じく彼の地で誕生した赤ワインをさっそく・・・

もちろんイタリアが生んだ美しき傑作、
カンパニョーロのワインオープナーを使ってネ!!

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一本のワインから拡がった、古き良きクルマ趣味の世界・・・
モンダイは、僕にはワインの味がよくわかっていないってコトなんですが、
今晩の夕食の餃子にはよくあってとても美味しかったですョ。。。