
GW10連休・・・いよいよ本日がその最終日となってしまいましたが、
何もしないのも勿体無いので昨日から旅に出て今日の夕方に帰ってきました。
先日届いた英国製のオーバーナイト用スーツケースも早く使ってみたいですしネ。
で、訪れたのは信州・上田。
真田氏の城下町であり、北国街道の宿場町でもある街なのですが、
まずは上田に残る懐かしい昭和な光景を求めて・・・
(令和になってもまだこんなコト言ってますが・・・)

上田駅前から延びる緩やかな坂道を登っていくと、
いかにも昭和の時代に建てられたような商業ビル・・・

中央二丁目の交差点を右に曲がってしばらく歩き、路地を左に入っていくと、そこは袋町という地名の寂れた歓楽街でした。
それにしても・・・太陽が眩しすぎる!

しかし、日曜日、それも真っ昼間なので開いてる店が全くありません。
もちろんGWってコトもあるのでしょうが・・・
既に昼過ぎだし喉も乾いたし腹も減ったし・・・

たまたま見つけた「相生食堂」がやっていたので
すかさず暖簾をくぐることにしました。
店内では、数人の地元のおじいちゃんおばあちゃん達がガヤガヤ。
「あたしさァ~徳光のバス旅とか必ず観てるのよ~」
「あたしも~」
TVには『新婚さんいらっしゃい』が映っています。

ビールとカツ丼でやっとひと息。
ふう~

その後店を出てあたりをぶらぶらしていると、
なんともイイ雰囲気のカレー屋さんがあったのですが、
残念ながら店主高齢のため閉店の貼り紙・・・なんか、残念だよなァ~
サスガにカツ丼を食べた後だったので、たとえ潰れてないとしても多分カレーまで食べる勇気(?)はなかったけど・・・


そしてその数件先にあったのが、実にステキな佇まいの 珈琲「木の実」!

漆喰と、煉瓦と、風雪に晒された木の醸し出す味わい・・・

素朴だけど、アーツ&クラフツ的な魅力溢れる外観です。


中に灯りが見えたので、もしかしてやってる!?
さっそく木の扉を開けて・・・

老女性マスターによると、この「木の実」、もう64年もの歴史を刻んでいる店なんだとか・・・
暖炉の備わった、信州らしい民芸調と山小屋風が混じり合った仄暗い店内。
撮影NGとのことで、写真は上の一枚しか撮ってませんが、
なかなか素晴らしい喫茶店でしたョ!
なにしろメニューはドリップして淹れる珈琲のみで、
驚くことに一杯180円なんですから!!

さて、「木の実」で一服したあとは再び街なかを彷徨います・・・
ところどころに、

いかにも信州らしい日本家屋や、

小洒落た洋館や、


この元蕎麦屋の廃墟も、なんだかココロ動かされてしまいます・・・
と、そうこうしているうちに、
えッ、
モナコ・ストリップ・花やしき???
なんともノスタルジックな響きを持つコトバが並んでいるじゃあありませんか!


そもそも信州・上田にあるのに ” あさくさ雷門ホール ” とはこれいかに?

実はこのレトロな映画館、
元は「上田映劇ホール」という名で営業していた映画館だったのですが、廃業後に昔の浅草の映画館として映画の撮影に使われ、そのままの姿で残されているんだそうで・・・


しかしこの両サイドの街並み・・・
惚れ惚れするほどイイ味出してますよねェ~


信州・上田の懐かしい街並みを訪ね歩いて辿り着いた先・・・
そこは、
なんと古き良き浅草だったのでした。。。
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