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さて、随分と前のことになってしまいましたが、真夏日のような炎天下に訪れた群馬で最初に食事をしたのは、上州富岡の料亭「ときわ荘」でした。
駅から旧市街方面ではなく線路沿いに高崎に戻る方向へ歩くこと10分・・・
塀に囲まれたケレン味のない日本建築が姿を現します。

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この「ときわ荘」元々は昭和13年に個人宅として建てられたもの。
それを現オーナーの先代の方が買い上げ、最初は旅館として、後に料理屋となって今に至ります。
元々が個人の家で敷地が広大なため建物は平屋、その造りも奇をてらったものはなく堅実な印象。
場所的にも富岡の歓楽街からは離れている落ち着いた場所にありますからねェ~

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さっそく玄関を上がると・・・
その廊下にはなんと格天井が奢られています!
いやァ~元個人宅とはいってもとんでもなくゴージャス!?
なにしろ玄関に花頭窓あるしなァ~

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で、案内していただいたのは庭がよく見える広々とした角部屋、『金鶏の間』!
長い縁側のある昔ながらの日本建築・・・まるで昔よく遊びに行った祖父の家を思わせる空間なんですが、もちろんその豪華さは段違い!?

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そんな、まるで中を風が通り抜けていきそうな開放的な座敷で まずはビール、
そして鰻をいただくことに・・・


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で、もちろん食後は気になる日本庭園を散策。


外に出てみると、低くなだらかな平屋建ての魅力が実によく伝わってきます。
旅館や料亭はある程度土地に対して効率を求めるため二階建、三階建が多いんですが、
こういう低層和風建築も優雅でいいもんだなァ・・・


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暑くなってきたので屋内に戻り、今度は他の部屋などを見せていただきました。

人ひとりがやっと通れる意匠に富んだ廊下、印象的な木製建具、蔵座敷・・・
トイレに至るまで一見シンプルだけど手の込んだ造り!

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群馬・富岡 「ときわ荘」、
舌にも目にもエンターテインメント性に富んだ
ひとときなのでした。。。